10日午前、奥州市で住宅など2棟が焼け、1人が遺体で見つかりました。
この家に住む87歳の女性と連絡がとれなくなっていて、警察が確認を進めています。
10日午前10時すぎ、奥州市水沢真城の鈴木春美さん(87)の住宅の屋根から煙が出ていると消防に通報がありました。
消防車など8台が出て消火活動に当たり、4時間あまり後に火を消し止めましたが、警察によりますと、木造2階建ての住宅と隣接する別の住宅の物置のあわせて2棟が全焼しました。
警察や消防によりますと、この火事で焼け跡から1人が遺体で見つかったほか、鈴木さんと同居している61歳の息子が煙を吸い込むなどして病院に搬送されました。
鈴木さんとは火事のあと、連絡が取れなくなっているということです。
現場は国道4号線沿いの住宅などが点在する地域で、周辺には一時、煙が立ちこめ、消火作業のため、道路では渋滞も起きました。
警察が遺体の身元について確認を進めるとともに、火の出た原因や当時の状況を調べています。