9日、秋田県由利本荘市の住宅などで3人が死亡しているのが見つかった事件で、亡くなった2人の頭には鈍器のようなもので殴られた傷があり、警察は遺体の状況などから殺人の疑いを視野に捜査しています。
9日、秋田県由利本荘市出戸町で住宅1棟が焼け、2階から1人が遺体で見つかったほか、同じ敷地内にある空き家から男性2人の遺体が見つかりました。
警察によりますと、火が出た住宅には5人が住んでいて、空き家から見つかった2人はこの住宅に住む齋藤真一さん(66)と長男の孝彦さん(38)と確認されました。
これまでの調べで2人の死因はいずれも頭部の損傷で、鈍器のようなもので殴られたような傷があったことがわかっています。
警察は11日午前から現場検証を行っていて、2人の遺体の状況などから殺人の疑いを視野に捜査しています。
また、焼けた住宅内で見つかった男性の遺体は、齋藤さんの次男の部屋で見つかり、死因は首の切り傷による失血死だということで警察は引き続き、身元の確認を進めています。