今月9日、秋田県由利本荘市の住宅などで66歳の父親と38歳の長男など3人の遺体が見つかった事件で、火事のあった住宅の1階から大量の血痕が見つかっていたことが捜査関係者への取材で分かりました。
このうち、住宅の敷地内にある空き家で見つかった父親と長男には鈍器のようなもので殴られたような傷があり、警察は住宅の1階で襲われた可能性もあるとみて現場の状況を詳しく調べています。
今月9日、秋田県由利本荘市出戸町で住宅1棟が焼け、2階から男性1人が遺体で見つかったほか、同じ敷地内にある空き家からこの住宅に住む齋藤真一さん(66)と長男の孝彦さんの(38)遺体が見つかりました。
警察によりますと、齋藤さんと孝彦さんの死因はいずれも頭部の損傷で、鈍器のようなもので殴られたような傷があったことなどから、殺人の疑いを視野に捜査しています。
さらに捜査関係者への取材で、火事のあった住宅の1階のリビングから、大量の血痕が見つかっていたことが新たに分かりました。
警察は、現場の状況などから住宅の1階で襲われた可能性もあるとみて、12日も現場検証を行って現場の状況をさらに詳しく調べています。