今月5日、宮崎県小林市の病院で70歳の入院患者の男性が顔から血を流しているのが見つかり死亡した事件で、この病院に入院していた72歳の容疑者が木製のいすで殴って殺害したとして殺人の疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは、小林市水流迫の内村病院に入院していた無職の72歳の男の容疑者です。
警察によりますと、今月5日の深夜、この病院の同じ病棟に入院していた松元丈一さん(70)の頭を木製の椅子で殴り、殺害したとして殺人の疑いが持たれています。
警察は松元さんが入院していた病棟が夜間は施錠されて部外者の出入りはなかったとことから、病院の関係者を中心に事情を聞くなどして捜査を進めていました。
その結果、衣服に付いた被害者の血のあとの鑑定などから同じ病棟に入院していた容疑者を逮捕しました。
容疑者はこの病院に14年ほど前から入院しているということです。
警察は捜査に支障があるとして認否を明らかにしていません。