黒部峡谷の「水平歩道」 大阪の74歳男性 滑落し死亡

16日夕方、北アルプスの黒部峡谷の「水平歩道」と呼ばれる登山道で登山をしていた大阪府の74歳男性が滑落しました。
男性は17日朝、約110メートル下の斜面で見つかりましたが頭を強く打っていて、その後、死亡が確認されました。

警察によりますと、16日午後4時40分ごろ、黒部峡谷の「水平歩道」と呼ばれる登山道で一緒に登山をしていた山岳ガイドから、「男性が滑落した」と近くの山小屋に連絡がありました。
山小屋にいた県警の山岳警備隊が捜索に向かいましたが見つからず17日朝、捜索を再開したところ、午前7時前に県のヘリコプターが現場から約110メートル下の斜面で男性が倒れているのを見つけました。
男性は頭を強く打っていてその後、死亡が確認されました。
警察によりますと死亡したのは大阪府河内長野市の木村修治さんで(74)、木村さんは登山ツアーに参加し16日から2日間の日程でガイドを含めてあわせて7人で仙人谷ダムから阿曽原温泉小屋へ向かっていたということです。
滑落した現場は岩場を削って作られた、道幅が70センチほどの登山道で当時は霧がかかり視界は悪かったということで、警察が滑落した原因を詳しく調べています。

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