22日夜に奈良市の道路で、横断歩道を渡っていた高齢の女性が、右折してきたワゴン車にはねられ死亡しました。
警察は、ワゴン車を運転していた電気工事会社の経営者をその場で逮捕し、事故の詳しい状況を調べています。
22日午後9時半ごろ、奈良市高畑町の道路で、近くに住む巽 幸子さん(77)が横断歩道を歩いてわたっていたところ、右折してきたワゴン車にはねられました。
警察によりますと、巽さんは頭を強く打つなどして近くの病院に運ばれましたが、およそ5時間後に死亡が確認されました。
警察は、ワゴン車を運転していた奈良市の電気工事会社を経営する竹中義人容疑者(57)を、その場で過失運転傷害の疑いで逮捕しました。
警察の調べに対し「不注意で事故を起こした」などと話し、容疑を認めているということです。
現場は奈良教育大学の南側にある、片側1車線の県道と市道が交わる信号のあるT字路で、警察は容疑を過失運転致死に切り替えて、事故の詳しい状況を調べています。