福島市の80歳の男性が24日、桑折町の山林にキノコ採りに出かけ、25日山の中で倒れて死亡しているのがみつかりました。
警察は、男性が誤って崖から転落したとみて状況などを調べています。
死亡が確認されたのは福島市腰浜町の菊田義信さん(80)です。
警察によりますと、菊田さんは24日の朝、家族にキノコ採りに行くと伝えて桑折町の山林に1人で出かけましたが、予定の時間を過ぎても帰宅せず、家族からの通報を受けた警察がけさから捜索していました。
その結果、山の中の沢のそばに倒れている菊田さんがみつかり、その場で死亡が確認されたということです。
死因はわかっていませんが、菊田さんが倒れていた場所のすぐ脇には高さ20メートルほどの崖があったということで、警察は誤って崖から転落したとみて状況などを調べています。
県内では、今月12日にもキノコ採りに出かけた70代の男性が福島市の山の中で死亡していて、警察は山に出かける時には事前に家族に行く場所などを知らせておくことや、暗くなる時間帯を避けて早めに帰宅すること、自分の力を過信せずクマなどの野生動物にも気をつけるよう注意を呼びかけています。