28日夜、浜松市のマンションで30代の女性と60代の男性が刃物で切りつけられてけがをした事件で、警察は、現場から逃走していた女性の元交際相手でストーカー規制法の禁止命令を受けていた41歳の男を殺人未遂などの疑いで逮捕しました。
逮捕されたのは、自称静岡県浜松市中区の派遣社員、大田原広和容疑者(41)です。
警察によりますと28日夜10時半ごろ、浜松市東区原島町のマンションで、30代の女性と60代の男性を刃物で切りつけてけがをさせたとして殺人未遂などの疑いがもたれています。
切りつけられた2人は、病院に搬送されましたが、命に別状はないということです。
警察によりますと、大田原容疑者は、女性の元交際相手で、被害者2人が帰宅したところ部屋の中にいた容疑者が刃物で切りつけて現場から逃走したということです。
警察が行方を捜査していましたが、29日午前、静岡県袋井市内で確保し、逮捕したということで、警察によりますと「間違いない」と供述し、容疑を認めているということです。
警察によりますと、女性はことし1月、大田原容疑者と金銭トラブルになり警察に相談していて、その後、3月には、警察が、ストーカー規制法に基づき大田原容疑者につきまとい行為などをやめるよう命じる禁止命令を出していました。
警察は、事件の詳しいいきさつを調べています。