会津若松市で女性死亡 クマ被害ではなくひき逃げの疑い高まる

1日朝、福島県会津若松市の市街地で頭などをけがした女性が倒れているのが見つかり、その後、搬送先の病院で死亡しました。
警察は当初、市とともに、クマに襲われた可能性があるとしていましたが、体の損傷の状態やクマの目撃情報がその後もまったくないことなどから、ひき逃げ事件の疑いが高まったとして捜査を進めています。

1日午前6時半ごろ会津若松市旭町にある道路に面した駐車場で、女性が倒れているのを近くの住民が見つけ「血を流して倒れている人がいる」と消防に通報しました。

警察によりますと、倒れていたのは、近くに住む石山貞さん(88)で、意識不明の重体で病院に運ばれましたが、およそ1時間後に死亡が確認されました。

警察は、石山さんの頭や顔に大きな傷があることから、当初は、市とともにクマに襲われた可能性があるとしていましたが、ほかにも車にひかれたとみられる損傷があったことに加え、クマの目撃情報がその後もまったくないことなどから、車によるひき逃げ事件の疑いが高まったということです。

これまでのところ、現場付近で目撃や音を聞いたという情報はないということで、警察は付近での聞き込みや防犯カメラの映像を分析するなど捜査を進めています。

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