１日、福島県会津若松市で８８歳の女性が車にひき逃げされ死亡した事件で、警察は市内に住む４２歳の飲食店店員をひき逃げなどの疑いで逮捕しました。
警察の調べに対して「小動物などとぶつかった感覚だった」などと供述し、容疑を一部否認しているということです。
逮捕されたのは、会津若松市旭町の飲食店店員、高橋辰典容疑者（４２）です。
警察によりますと、１日午前６時半ごろ会津若松市旭町の駐車場で、近くに住む無職石山貞さん（８８）を車ではねてそのまま走り去ったとして、過失運転致死やひき逃げの疑いが持たれています。
石山さんは意識不明の重体で病院に運ばれましたが、まもなく死亡が確認されました。
石山さんの頭や顔には車ではねられた際についたとみられる傷があり、警察は当初、クマに襲われた可能性もあるとみて調べていましたが、遺体や現場の状況などからひき逃げ事件として捜査していました。
警察によりますと、高橋容疑者は現場の駐車場を契約してふだんから車を止めていて、車の状態や本人への聞き取りなどから石山さんをはねた疑いが強まったとして、けさ、逮捕しました。
調べに対して高橋容疑者は「事故を起こし現場から逃げたのは間違いないが、小動物などとぶつかった感覚だった」などと供述し、容疑を一部否認しているということです。
警察は当時の状況をさらに詳しく調べています。
