祭りの山車路上で横転 男性死亡18人重軽傷 伊豆の国市

3日午前、静岡県伊豆の国市で祭りの山車が路上で横転し、72歳の男性が死亡したほか、18人が重軽傷を負いました。
山車は緩やかな下り坂を止まれず横転したということで、警察が事故の詳しい状況を調べています。

3日午前8時40分すぎ、静岡県伊豆の国市三福で、「祭りの山車が横転してけが人が出ている」と消防に通報がありました。
警察によりますと、横転したのは、伊豆の国市田京にある廣瀬神社の例大祭で出ていた複数の山車のうちの1台で、山車の上でお囃子を演奏したり、ロープで引っ張ったりしていた人たちが巻き込まれ、地元に住む販売業の佐藤由己さん(72)が死亡しました。
また、5人が骨を折るなどの大けがをし、6歳の小学生の男の子を含む13人が軽いけがをしたということです。
現場は、緩やかな下り坂になっている幅約5メートルの市道で、ブレーキをかけようとしたものの、何らかの原因で山車が止まらなくなり、横転したとみられるということで、警察が事故の詳しい状況を調べています。
廣瀬神社によりますと、例大祭は毎年11月3日に行われ、周辺の5つの地区から出るあわせて6台の山車が練り歩きながら神社に向かうということです。
山車による行事は、新型コロナの感染拡大の影響で去年まで3年連続で見合わせていて、ことしが4年ぶりの実施だったということですが、事故を受けて行事は中止となりました。

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