８日、札幌市で横断歩道を渡っていた女性２人が車にひき逃げされけがをした事件で、警察は、車を運転していた２３歳の容疑者を危険運転傷害とひき逃げの疑いで逮捕しました。
逮捕されたのは、石狩市花川北の溶接工、長崎勇道容疑者（２３）です。
警察の調べによりますと、長崎容疑者は８日、札幌市中央区南３条西３丁目で車を運転中、赤信号を無視して交差点に進入し、横断歩道を渡っていた２０代と３０代の女性２人をはねてけがをさせたうえ、現場から走り去ったとして、危険運転傷害とひき逃げの疑いが持たれています。
警察は、防犯カメラの映像などをもとに捜査を進め、９日、長崎容疑者を逮捕しました。
警察によりますと、調べに対して容疑を認めているということです。
現場の交差点には歩行者と車の通行を分ける「分離式」の信号機が設置されていて、女性２人は横断歩道を南方向へ歩いて渡ろうとしていたところを、左から進入してきた車にはねられたとみられています。
ひき逃げ事件を起こす直前、長崎容疑者が乗っていた車は不審車両としてパトカーの追跡を受け、その際にバスと接触する事故も起こしていたということで、警察が引き続き、詳しい経緯を調べています。
