災害公営住宅で火事 住人の60代男性死亡 大熊町

12日夜、大熊町の災害公営住宅で住宅1棟が焼ける火事があり、この家に住む60代の男性が死亡しました。

12日午後8時40分ごろ、大熊町大川原で、「災害公営住宅から火が出ている」と近くに住む人から消防に通報がありました。

警察によりますと、火はおよそ2時間後に消し止められましたが、木造平屋建ての住宅1棟が全焼しました。

この火事で、住人の菊地衛さん(64)が意識不明の重体で病院に搬送されましたが、およそ2時間後に死亡が確認されました。

町によりますと、火事があった災害公営住宅は原発事故による避難指示が町内で初めて解除されるのに合わせて、4年前に整備され、今月1日時点でおよそ90世帯が入居しているということです。

この災害公営住宅で火事が起きたのは今回が初めてだということで、警察と消防が、詳しい原因を調べています。

現場は大熊町役場から東におよそ400メートル離れた住宅が密集する地域です。

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