14日午後、伊東市でマンホールの中で下水道の清掃にあたっていた39歳の作業員の男性が意識を失って倒れ、搬送先の病院で死亡が確認されました。
警察は当時の状況を詳しく調べています。
14日午後2時すぎ、伊東市松原湯端町のマンホールの改修工事の現場で、「作業員が倒れた。呼びかけても意識がない」と消防に通報がありました。
警察によりますと、マンホールの中で下水道の清掃作業にあたっていた富士市の作業員の加藤正人さん(39)が意識を失って倒れ、搬送先の病院で死亡が確認されました。
また、救助のためにマンホールの中に入った別の47歳の作業員の男性も体調不良を訴えて病院に運ばれましたが、無事だということです。
警察によりますと、マンホールの深さは約4メートルで、内部には下水が40センチほどの高さまでたまっていましたが、消防が調べたところ、こうした現場で発生するおそれのある硫化水素の濃度などは、正常だったということです。
当時、現場では作業員3人と伊東市の職員2人が作業などにあたっていたということで、警察は当時の状況を詳しく調べています。