20日午前、JR日豊本線の普通列車が川南町の踏切で乗用車と衝突しました。
この事故で車を運転していた70代の男性が全身を強く打って死亡し、列車の乗客1人が軽いけがをしました。
20日午前9時半ごろ、川南町川南にあるJR日豊本線の踏切で、下りの普通列車が乗用車と衝突しました。
警察によりますと、この事故で車を運転していた川南町川南の無職、吉田國臣さん(76)が全身を強く打って病院に搬送されましたが、まもなく死亡しました。
当時、2両編成の車両にはおよそ50人の客が乗っていて、このうち50代の女性1人が腰に軽いけがをして病院に搬送されたということです。
車は、車体のフレームがゆがむほど大きく壊れていました。
JR九州によりますと、現場の踏切にある警報機と遮断機はいずれも正常に作動し、2本ある遮断機のうち1本が折れ曲がっていたということです。
警察は、列車が近づく中、なぜ車が踏切内に入り込んでしまったのかなど、当時の詳しい状況を調べています。