２２日夜、鹿児島市の中心部にある店舗を兼ねた住宅の２階部分が全焼し、この家に住む７９歳の女性が死亡しました。
２２日午後６時４０分ごろ、鹿児島市西田１丁目のクリーニング店が入る建物から火が出ていると、通りがかった人から消防に通報がありました。
火は１時間余り経って消し止められましたが、クリーニング店を兼ねた住宅の２階部分、およそ１００平方メートルが全焼しました。
この火事で、焼け跡から１人が遺体で見つかり、警察によりますと、この住宅に住む木之瀬美智子さん（７９）と確認されたということです。
木之瀬さんは、１階のクリーニング店を経営する息子２人と３人で２階で暮らしていて、当時、店にいた次男も煙を吸って病院に運ばれましたが、意識はあるということです。
また、長男は外出していたということです。
近所に住む４０代の女性は「近くで火事が起きて怖いです。店には何度かクリーニングをお願いしたことがあるので、心が痛みます」と話していました。
現場はＪＲ鹿児島中央駅から北へ５００メートルほどのマンションや住宅などが立ち並ぶ場所で、警察は２３日、消防と合同で現場検証を行い、火事の原因を詳しく調べることにしています。
