介護必要な母親を公園に置き去り 死亡させた疑い 長男を逮捕

ことし10月、多賀城市の公園に介護が必要だった86歳の母親を置き去りにして死亡させたとして、57歳の長男が保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕されました。

逮捕されたのは多賀城市桜木の無職、松田一明容疑者(57)です。

警察によりますと、10月14日ごろ、介護が必要だった母親の松田ときいさん(86)を自宅近くの市内の公園に置き去りにして死亡させたとして、保護責任者遺棄致死の疑いが持たれています。
警察や消防によりますと、14日の午前5時ごろ「公園のベンチに高齢の女性が横たわっている。呼びかけても反応がない」と、消防に男性とみられる声で通報があり、消防が駆けつけたところ通報者はその場におらず、ときいさんはすでに心肺停止の状態で、仙台市内の病院に搬送されましたが死亡が確認されました。
警察が10月末ごろ長男の松田容疑者の自宅に行き、母親の安否を確認したところ当初は「家を出て行ったまま戻って来ない」などと説明していたということです。
警察の調べに対し容疑を認めているということです。
容疑者は母親と2人暮らしで、介護や身の回りの世話を担っていたということで警察が詳しいいきさつを調べています。

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