3日、甲府市で、道路を横断していた男性が車にはねられて意識不明の重体になっています。
警察は無免許運転で事故を起こし、身代わりになるためにうその説明をしたとして男女2人を逮捕しました。
警察によりますと、3日午前5時前、甲府市国玉町の国道で、甲府市屋形に住む67歳の男性が道路を横断していたところ、左から走ってきた車にはねられました。
男性は頭などを強く打ち意識不明の重体になっています。
警察が付近の防犯カメラの映像などを調べたところ、当初、車を運転していたと説明した19歳の自称、飲食店従業員ではなく、笛吹市石和町窪中島の岩井大歩容疑者(21)が無免許運転で事故を起こした疑いが分かったということです。
警察は岩井容疑者を無免許過失運転傷害の疑いで逮捕し、身代わりになるためにうその説明をしたとして自称、飲食店従業員も犯人隠避の疑いで逮捕しました。
調べに対して2人は容疑を認めていて、自称、飲食店従業員は「交際している彼をかばうためにうそをついた」と供述しているということです。
現場は、「城東バイパス」と呼ばれる片側2車線の国道の横断歩道や信号機がない交差点で、警察は当時の状況を詳しく調べています。