神社の本殿全焼 30代容疑者を放火容疑で逮捕 砺波市

7日、砺波市にある神社の本殿が全焼する火事があり、警察は神社に火をつけたとして近くに住む30代の容疑者を非現住建造物等放火の疑いで逮捕しました。

逮捕されたのは自称・砺波市庄川町金屋の無職、藤原ひとみ容疑者(38)です。
警察によりますと、藤原容疑者は7日午前2時前、砺波市庄川町金屋にある「小川原八幡宮」に火をつけたとして非現住建造物等放火の疑いが持たれています。
この火事では、神社の本殿が全焼したほか隣接するプレハブ小屋1棟にも延焼し、現場にいた藤原容疑者が右腕にやけどを負っていたため病院に搬送され手当を受けていました。
その後、警察が火事の原因について捜査を進めた結果、容疑者が関与した疑いがあるとして逮捕しました。
調べに対し容疑者は「火をつけたのに間違いありません」と話し容疑を認めているということです。
宮司によりますと「小川原八幡宮」は、少なくとも300年以上前に建立され毎年春と秋には祭りが行われ地域の人たちでにぎわっていたということです。
近くに住む80代の男性は、「子どものころは境内で相撲などをして遊びました。由緒ある地区の神社が全焼し非常に残念です」と話していました。
警察は事件の詳しい動機やいきさつを調べています。

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