6日夜、三重県四日市市の寺の敷地内にある住宅に火をつけて全焼させたとして、この家に住む容疑者が現住建造物等放火の疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは四日市市の無職で、住職見習いの細馬涼平容疑者(29)です。
警察によりますと、細馬容疑者は、6日午後7時前、四日市市天カ須賀の寺の敷地内にある自身の住宅で、段ボール箱にマッチで火をつけて家を全焼させたとして、現住建造物等放火の疑いが持たれています。
この家には、容疑者と24歳の妹の2人が住んでいましたが、いずれもけがはありませんでした。
火事のあと容疑者と一時、連絡がとれない状態にありましたが、約7時間半後に1人で帰宅したのを不審に思った警察が任意同行を求めたところ、火をつけたことを認めたということです。
警察の調べに対して「借金があり収入がなく何もかもが嫌になって家に火をつけた」と供述しているということで、警察では火をつけた詳しいいきさつなどを調べています。