8日、岩手県北上市の住宅で、この家にひとりで暮らす76歳の女性が死亡しているのが見つかり、警察は何者かにかたいもので頭を傷つけられ、殺害された疑いがあるとして捜査本部を設置しました。
遺体が見つかった日の前日の夜、家族が訪ねてきていたことから、警察は、その後、事件に巻き込まれたとみて詳しい状況を調べています。
8日午前9時ごろ、岩手県北上市二子町の住宅で、この家にひとりで暮らす会社役員の長谷川緑さん(76)が頭から血を流して倒れているのを訪ねてきた家族が見つけ、その後、死亡が確認されました。
警察が調べた結果、何者かに、かたいもので頭を傷つけられたとみられる複数の傷があり、死因は頭部の外傷による出血性ショック死だったということです。
このため警察は暴行を受けて殺害されたとみて捜査本部を設置し殺人事件として捜査を始めました。
これまでの調べで、家の中を荒らされたり、ものをとられたりしたようなあとは見つかっていないということです。
また、遺体で見つかった日の前日の7日の午後7時半ころ、別の場所で暮らす家族が訪ねてきていて、長谷川さんの無事を確認していたということです。
警察は、その後、事件に巻き込まれたとみて詳しい状況を調べています。