今月（１２月）、京都市のマンションで８２歳の男性が刺されて殺害され、１０日、２１歳の自衛官が逮捕された事件で、事件直前の被害者とみられる姿が近くの防犯カメラに写っていたことが分かりました。
近くに容疑者の姿は確認できず、警察は、映像は男性とみて、このあと容疑者がどのように近づいたのかさらに調べています。
今月３日、京都市東山区のマンションの階段で、住人の岡田好次郎さん（８２）が背中を刃物のようなもので複数回刺されて殺害され、警察は１０日、精華町にある陸上自衛隊祝園分屯地に勤務する自衛官 水島千翔容疑者（２１）を殺人の疑いで逮捕し、１１日午後、身柄を検察に送りました。
警察の調べに対し、水島容疑者は「被害者とは面識はなかった。誰でもよかった」と容疑を認め、「今回逮捕されていなければ、また人を殺すつもりだった」という趣旨の供述をしているということです。
警察のこれまでの調べで、岡田さんは午後８時前に殺害されたとみられていますが、その後の捜査で、岡田さんとみられる姿が事件直前に自宅から３００メートルほど離れた場所にある防犯カメラに写っていたことが分かりました。
映像では、帽子をかぶりマスク姿の人物がビニール傘をつえ代わりにゆっくりと歩いていて、警察は、日中に外出し帰宅する途中の岡田さんとみています。
映像では、近くに容疑者の姿は確認できず、警察は、このあと容疑者がどのように近づいたのかさらに調べています。
