車ではねた男性を長和町に遺棄したとして会社員の男が逮捕された事件で、遺体で見つかった男性は事故で頭にけがをしたあと凍死した疑いがあることが警察の調べでわかりました。
警察は男性がはねられたあと時間がたってから死亡した可能性もあるとみて引き続き詳しい死因などについて調べています。
佐久市の会社員佐藤英伸容疑者（３２）は、今月１０日の早朝、佐久市岩村田の県道で近くに住む自営業中澤秋雄さん（８５）を車ではねたあと、およそ３０キロ離れた長和町の山の中に遺棄したとして１１日、保護責任者遺棄の疑いで逮捕されました。
調べに対し容疑を認めているということで、中澤さんは１１日遺棄された現場から遺体で見つかりました。
警察が司法解剖を行ったところ、中澤さんは事故で頭にけがをしたあと凍死した疑いがあることがわかりました。
これまでの調べで、容疑者は１０日の早朝に勤務先の車で中澤さんをはねたあと、自分の車に乗り換えてその日の午前中に遺棄したと見られています。
警察は、中澤さんがはねられたあと時間がたってから死亡した可能性もあるとみて引き続き詳しい死因を調べるとともに、当時の状況などについて捜査しています。
