今月7日、佐賀市の国道の交差点で、介護施設の送迎車など車3台が衝突するなどして2人が死亡、3人がけがをした事故で、警察は送迎車を運転していた42歳の介護士を過失運転致死傷の疑いで逮捕しました。
今月7日の午後4時半すぎ、佐賀市諸富町為重の国道208号の五差路で、介護施設の送迎車とトラックが正面衝突し、その後、トラックに軽乗用車が衝突しました。
この事故で送迎車に乗っていたいずれも近くに住む高齢者2人が死亡したほか、3台の車のそれぞれの運転手あわせて3人がけがをしました。
警察は現場の状況から送迎車が対向車線に入ってトラックに正面衝突したとみて、送迎車を運転していた佐賀市南佐賀の契約社員で介護士の木原幸子容疑者(42)を13日過失運転致死傷の疑いで逮捕しました。
警察の調べに対し「事故を起こしたことは間違いありません」と容疑を認めているということです。
警察によりますと、送迎車は佐賀市川副町にある介護施設の車で、この施設に勤務する介護士が亡くなった2人を自宅まで送り届ける途中だったということです。
警察は11日過失運転致死傷の疑いでこの介護施設の家宅捜索も行っていて、施設側の安全管理や勤務の状況のほか、事故に至ったいきさつなどを調べることにしています。