16日、兵庫県香美町の海岸で、釣りをしていた女性が波にさらわれ、搬送先の病院で死亡しました。
16日午前9時過ぎ、兵庫県香美町香住区で海岸付近を通りがかった人から「人が溺れているように見える」などと海上保安部に通報がありました。
そして、およそ40分後に100メートルほど沖合から男女2人が救助され、病院に搬送されましたが、このうち丹波市に住むブラジル国籍のサイトウ・サワキ・ロジメイレさん(45)が、およそ6時間後に死亡しました。
また、40歳の夫も低体温症の疑いですが、命に別状はないということです。
警察によりますと、夫は2人で岩場で釣りをしていたところ、サイトウさんが波にさらわれたため、救出しようと海に入り流されたと説明しているということです。
現場は、香美町の安木浜海水浴場から北西に400メートルほど離れた岩場で、警察が詳しい状況を調べています。