11月、名古屋市守山区の交差点で20歳の女子大学生が飲酒運転で信号無視をした車にはねられて死亡した事故で逮捕された運転手が調べに対し「寝落ちしてしまった」などと供述していたことが捜査関係者への取材でわかりました。
検察庁は19日に運転手を危険運転致死などの罪で起訴しました。
名古屋市守山区の電気工事業、白坂翔被告(23)は11月28日、守山区の交差点で飲酒の影響で正常な運転が困難な状態で車を運転し赤信号を無視して近所に住む大学生の水谷歌乃さん(20)をはねて死亡させたなどとして危険運転致死などの疑いで逮捕されました。
亡くなった水谷さんはアルバイトから帰宅途中で青信号の横断歩道を渡っていました。
白坂被告からはアルコールが検出され、警察は今月(12月)、現場に立ち会わせるなどして事故当時の状況を詳しく調べていましたが捜査関係者への取材で白坂被告が調べに対し「寝落ちしてしまった」などと供述していたことがわかりました。
また、関係者への聞き取りやドライブレコーダーの映像を調べるなどしたところ白坂被告は事故の前、岐阜県の居酒屋で酒を飲み現場までおよそ20キロ、車を運転していたこともわかったということです。
名古屋地方検察庁は19日、白坂被告を危険運転致死と事故を警察に報告しなかった道路交通法違反の罪で起訴しました。