19日、那須塩原市と大田原市で住宅火災が2件相次ぎ、合わせて2人が死亡しました。
警察が身元の確認を進めるとともに、出火の原因を調べています。
19日午前10時40分ごろ、那須塩原市青木で「住宅から火が出ている」と、近所の住民から消防に通報がありました。
火はおよそ1時間半後に消し止められましたが、木造平屋建ての住宅1棟が全焼し、焼け跡から1人が遺体で見つかりました。
警察によりますと、火事のあと、この家に住む70代の男性と連絡が取れなくなっているということで、警察は、死亡したのはこの男性とみて身元の確認を進めるとともに、出火の原因を詳しく調べています。
また、午後2時20分ごろには、大田原市市野沢の住宅で「母親が火にまかれた」と、通報がありました。
消防が駆けつけたところ、火はすでに消し止められていましたが、この家に住む田代サワさん(84)が全身にやけどをして台所で倒れていて、搬送先の病院で死亡しました。
警察によりますと、台所にはカセットコンロがあり、当時、鍋に火がかけられていたのを通報した娘が見ていたということです。
警察は、コンロの火が田代さんの衣服などに燃え移ったとみて、詳しく調べています。