倉敷市の住宅で、50代の夫婦が刃物で刺されて夫が死亡し、妻が大けがをした事件で、警察は、妻に対する殺人未遂などの疑いで、夫婦の29歳の長男ら2人を逮捕しました。
12月2日、倉敷市玉島の住宅で、会社経営の問田正さん(57)と50歳の妻が、いずれも血を流して倒れているのが見つかり、問田さんが死亡し妻も大けがをしました。
妻が駆けつけた警察官に「見知らぬ男が家に入って来て夫と自分を刺した」などと話したことから、警察は殺人事件として捜査を進めてきました。
そして21日、住宅に侵入して妻を刃物で突き刺すなどして殺害しようとした殺人未遂などの疑いで、夫婦の長男で、倉敷市玉島阿賀崎の会社役員・問田直孝容疑者(29)と、岡山市北区東花尻の自営業・村上航希容疑者(26)を逮捕しました。
警察によりますと、逮捕された2人の間には面識があるということですが、警察は捜査に支障があるとして、詳しい関係性や認否を明らかにしていません。
警察は村上容疑者が実行役とみて、2人の役割などを詳しく調べるとともに、刃物で刺されて殺害された問田正さんの事件についても捜査する方針です。