倉敷 夫婦殺傷事件 家のカメラに目出し帽の人物 実行役か

倉敷市の住宅で夫婦が殺傷された事件で、家の中のカメラに、目出し帽をかぶった人物が歩き回る様子が写っていたことが、捜査関係者への取材で新たに分かりました。
警察は、写っていたのは逮捕された長男から依頼を受けた実行役とみて捜査しています。

倉敷市の住宅で12月2日、会社経営の問田正さん(57)が、50歳の妻と血を流して倒れているのが見つかり、問田さんが死亡し妻も大けがをしました。
妻への殺人未遂などの疑いで、夫婦の長男で問田直孝容疑者(29)と、岡山市の自営業・村上航希容疑者(26)が、21日に逮捕されました。
事件当日、妻は警察に「刺された」などと午後7時半ごろに話をしていることが分かっていますが、その4時間ほど前にあたる午後3時ごろ、家の中に設置されたカメラに、目出し帽をかぶった人物が室内を歩き回る様子が写っていたことが、捜査関係者への取材で新たに分かりました。
警察の調べによりますと妻は、午後3時ごろから午後6時すぎまでの間に襲われていて、逮捕された長男はこの時間帯、現場の住宅にいなかったということです。
また捜査関係者によりますと村上容疑者は「長男に頼まれてやった」という趣旨の供述をしているということです。
こうしたことから警察は、カメラに写っているのは実行役の村上容疑者で、長男の問田容疑者から何らかの見返りを約束していた可能性があるとみて、詳しいいきさつを調べています。

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