25日午前、諏訪市の市道で乗用車を路上に止めて外に出た女性が、ひとりでに動き出した乗用車と住宅の間にはさまれて死亡しました。
シフトレバーは「ドライブ」に入ったままだったということで、警察はオートマチック車のクリープ現象により、無人の車が動き出した可能性があるとみて詳しい原因を調べています。
警察によりますと、25日午前6時ごろ、諏訪市豊田の市道で無人の車がひとりでに動き出し、近くに住む56歳のパート従業員の女性が、乗用車と道路脇の住宅の間にはさまれました。
女性は救急車で病院に運ばれましたが、クラッシュ症候群のためおよそ4時間後に死亡が確認されました。
クラッシュ症候群は、体が長時間圧迫されたあと損傷した筋肉細胞から有害な物質が血液に流れ込む症状です。
警察によりますと、女性が運転していた乗用車を路上に止めて外に出たところ、無人の乗用車がひとりでに動き出して20メートルあまり先の住宅に衝突したということです。
現場は平坦な道路ですが、乗用車のシフトレバーは「ドライブ」に入ったままだったということで、警察はアクセルを踏まなくても進むオートマチック車のクリープ現象により、乗用車がひとりでに動き出した可能性があるとみて、事故の詳しい原因を調べています。