先月３１日の大みそかの夜、北九州市門司区で５５歳の妹を殴って死亡させたとして福岡県警察本部の警察官が傷害致死の疑いで逮捕されました。
警察によりますと調べに対し「思い出せない」などと供述し、容疑を否認しているということです。
逮捕されたのは、福岡県警・田川警察署の地域第三課に所属する警部補、廣瀬守隆容疑者（５７）です。
警察によりますと、先月３１日の午後９時半ごろ北九州市門司区東本町の実家で妹の山本美智惠さん（５５）に顔を何度も殴るなどの暴行を加え死亡させたとして傷害致死の疑いがもたれています。
妹は路上で顔から血を流して倒れているのが見つかり、警察が直前まで一緒にいたとみられる警部補から任意で事情を聴いていました。
警察官の逮捕について福岡県警察本部の川畑佳市警務部長は、「警察職員が重大な犯罪で逮捕されたことについて県民の皆様に深くお詫び申し上げます」と述べ、陳謝しました。
警察によりますと、警部補は先月３０日の朝から３１日の午前９時ごろまで勤務したあと実家に帰省し、複数の飲食店で妹や知人と酒を飲んでいたということです。
警察によりますと調べに対し「顔面などを複数回殴った事実は思い出せない」と供述し、容疑を否認しているということです。
