7日朝早く、青森県佐井村で近隣の住宅3棟が全焼する火事があり、焼け跡から2人が遺体で見つかりました。
警察によりますと、火事のあと、70代と80代の女性2人と連絡が取れなくなっていて、警察は身元の確認を進めるとともに火事の原因を調べています。
7日午前5時ごろ、青森県佐井村佐井字原田で「住宅が燃えている」と新聞配達員から消防に通報がありました。
消防車など10台以上が出て消火にあたり、火はおよそ3時間半後に消し止められましたが、近隣の住宅3棟が全焼し、このうち2棟の住宅の焼け跡から2人が遺体で見つかりました。
警察によりますと、遺体が見つかった2棟の住宅には、萬谷弘子さん(79)と池田ソヨさん(86)がそれぞれ1人で暮らしていて、火事のあと、2人と連絡が取れなくなっているということです。
警察は、亡くなったのはこの2人とみて身元の確認を進めるとともに、火事の原因を調べています。
現場は、佐井村役場から北に3.8キロメートルほどの住宅が点在する地域で、気象台によりますと、火災当時、隣の青森県大間町で午前8時ごろに10メートル近い風を観測していたということです。