先月(12月)、奈良県下北山村の国道で起きた土砂崩れで、焼けて大きく壊れた車の中から人の骨のようなものが見つかっていましたが、警察が身元の特定を進めたところ、亡くなったのは和歌山県橋本市に住む75歳の男性と確認されました。
先月23日、奈良県下北山村上池原の国道169号線で、道路沿いの斜面の土砂が幅およそ30メートルにわたって崩れ、車2台が巻き込まれて1人が大けがをしたほか、焼けて大きく壊れた車の中から人の骨のようなものが見つかりました。
警察は身元の特定を進めてきましたが、あごの骨や車のナンバープレートなどから、亡くなったのは和歌山県橋本市に住む木澤ひであきさん(75)と確認されました。
警察によりますと、木澤さんは、先月23日に橋本市の自宅から三重県熊野市に海釣りに出かけましたが、土砂崩れのあと連絡が取れなくなっていたということです。
警察は、釣りに向かう途中に土砂崩れに巻き込まれたとみて詳しく調べています。