19日昼前、釜石市の山間部で、橋の補修工事のため近くの木を伐採していた67歳の作業員が、4メートル下に転落して死亡しました。
警察や工事を発注した市が原因を調べています。
19日午前10時45分ごろ、釜石市甲子町の市道にかかる「五葉橋」で、橋の転落防止柵を取り替える工事をしていた釜石市の建設会社社員、藤原和多利さん(67)が4メートル下の河原に転落しました。
一緒にいた作業員が事故に気づき、救急搬送されましたが、病院で死亡が確認されました。
警察によりますと、この工事では橋のたもと近くに生えている木が作業の支障になっていたため、伐採が進められていて、藤原さんは橋の転落防止柵を越えて伐採作業をしていたということです。
現場は釜石市の山間部を通る国道283号線から分かれた市道にかかる橋で、釜石市が工事を発注していました。
市は工事を中断して作業手順を再点検することにしています。
また警察も当時の詳しい状況や原因について調べています。