18日、木祖村の住宅の土蔵で1人の遺体が見つかり、この家に住む48歳の派遣社員が死体遺棄の疑いで逮捕された事件で、見つかった遺体は布団などに包まれた状態だったことが捜査関係者などへの取材で分かりました。
警察は、遺体で見つかったのは3年ほど連絡が取れていない容疑者の妹ではないかとみて身元の確認を進めるとともに死因などを詳しく調べています。
逮捕されたのは木祖村の派遣社員、黒木礼子容疑者(48)で、自宅の土蔵に身元不明の1人の遺体をおよそ3年にわたって放置したとして、死体遺棄の疑いがもたれています。
捜査関係者などによりますと、遺体は布団などに包まれた状態で見つかり、一部が白骨化していたということです。
木祖村などによりますと、この家には、容疑者と父親、それに40代の妹の3人が暮らしていたとみられますが、令和3年1月に父親が亡くなったころから妹と連絡が取れなくなったということです。
村はこれまでにも数回、妹の連絡先を問い合わせてきましたが容疑者は応じず、今月の確認には「妹を親類に預けている」などと話していたということです。
不審に思った木祖村からの相談を受けて、18日、警察官がこの家を訪ねたところ、土蔵に放置された遺体を見つけ、19日未明に容疑者を逮捕しました。
調べに対し、容疑を認めているということです。
警察は、これまでの状況から遺体は容疑者の妹ではないかとみて身元の確認を進めるとともに死因や詳しいいきさつを調べることにしています。