北見常呂町 測量作業中の転覆事故 重体の28歳社員も死亡

北見市常呂町のオホーツク海で測量作業をしていた船が転覆し、船長の男性が死亡した事故で、同時に海に投げ出されて意識不明の重体になっていた28歳の男性が、19日夜、搬送先の病院で死亡しました。
この事故で亡くなった人は2人となりました。

18日午前11時半すぎ、北見市常呂町栄浦のオホーツク海で、測量作業をしていた船が転覆し、乗っていた3人が海に投げ出されました。
1人は自力で海岸にたどりつき、残る2人は近くにいた船に救助されましたが、このうち病院で治療を受けていた船長の笹原昭さん(43)が18日に死亡しました。
網走海上保安署によりますと、意識不明の重体となっていた測量会社の社員、加留福太郎さん(28)も19日の夜10時ごろ、低体温症が原因で死亡したということです。
海上保安署によりますと、当時、海は穏やかだったものの、事故を目撃した人の話などから、船は突然の大きな波を受けて転覆した可能性が高いということです。
3人はライフジャケットを着用していたということで、海上保安署は、船長が周囲の安全を十分に確認して操業していたかなど、当時の状況を詳しく調べています。

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