デンタルフロスは歯と歯の間をきれいにするための口腔清掃道具で、日本では「糸ようじ」とも呼ばれます。歯ブラシの補助道具として使用され、歯と歯の間などは歯ブラシでは届かず、プラークを取り切ることが難しいため、デンタルフロスが利用されます。
デンタルフロスの選び方&使い方
- ワックスタイプ:
- ワックスのコーティングによって歯間部の通過がしやすい。
- 歯肉などやわらかい組織が傷つきにくい特徴があります。
- 切れたり、ほつれたり、などもしにくいため、初心者の方向けのフロスです。
- コンタクトがきつい方はワックスタイプがよいでしょう。
- アンワックスタイプ:
- ワックスがついていないタイプなので、挿入に抵抗感がある反面、汚れをしっかりとることができます。
- 一度こちらに慣れてしまうとワックスタイプはもの足りなさがあるかもしれません。
- 操作に不自由を感じない方は、断然アンワックスタイプがオススメです。
- スポンジ状フロス:
- 水溶性ワックスを使用しているので、水分に触れるとスポンジ状に膨らみます。
- 清掃面積が大きくなり、効率よくプラークを落とすことができます。
- フロススレッダー:
- 被せ物が繋がっている場合、フロスを上から通すことができません。
- そのときに使用するのがフロスの補助ホルダーのフロススレッダー。
- ループになっている部分に糸を通して使用します。
- スーパーフロス:
- スーパーフロスはフロスとフロススレッダーが一体化しているもの。
- フロススレッダーよりもラクに使用できます。
- ホルダー付きフロス(Y字型、F字型、小児用、付替え型):
- プラスチックのホルダーとフロスが一体化されているものです。
- 糸タイプよりも操作が簡単なので細かい操作が難しい方にオススメ。
- フロスホルダー:
- フロスホルダーはフロスを巻きつけて使用するタイプ。
- フロスを移動させながら使用できるので清潔を保つことができます。
- Q市販品でおすすめのデンタルフロスを教えて
- A
以下は、市販品でおすすめのデンタルフロスの一部です。
- クリニカアドバンテージ デンタルフロスY字タイプ:奥歯の歯間にもフィットし、手に持ちやすく、口の中で動かしやすいハンドルが特徴です。
- デンタルフロスワックス:滑りやすく、歯間の汚れをしっかりと取り除く効果があります。
- デントフロス:使いやすいハンドルが付いており、歯間の汚れを効果的に除去します。
- ライオン デンタルフロス:しなやかな糸で、歯間の汚れをやさしく取り除くことができます。
上記の商品は一部のおすすめのデンタルフロスですが、個々の好みやニーズに合わせて選ぶことが重要です。デンタルフロスは、歯間の汚れや歯垢を取り除くために重要なアイテムですので、自分に合ったものを選びましょう。また、歯科医に相談して適切なデンタルフロスを選ぶこともおすすめです。
デンタルフロスの使用方法
- 適量のフロスを取る: 約40-50cmのフロスを取り、中指や人差し指に巻きつけます。
- 歯間に挟む: フロスの1-2cmを使って、歯と歯の間にゆっくりと挟み込みます。
- Cの形を作る: フロスを歯に沿わせてCの形を作りながら、歯の根元まで滑らせます。
- 上下に動かす: フロスを歯の際に沿わせて、上下にソフトに動かし、プラークや食べ物の残りを取り除きます。
- 反対側の歯も磨く: 同じ間隙の反対側の歯も同様に磨きます。
- 全ての歯間を磨く: 同じ手順で全ての歯間を磨きます。
デンタルフロスの注意点
- 力を入れすぎて歯茎を傷つけないよう注意する。
- 使用後のフロスは再利用せず、新しい部分を使用する。
- 毎日の使用を推奨されるが、特に夜の歯磨き後に使用すると効果的。
なぜデンタルフロスが必要なのか?
歯ブラシだけでは、歯の間や歯の際のプラークを完全に取り除くことが難しい。デンタルフロスを使用することで、これらの部分のプラークを効果的に取り除き、虫歯や歯周病のリスクを低減することができます。
デンタルフロスについて詳しく説明しました。
デンタルフロスは、歯と歯の間の汚れを取り除くことで、虫歯や歯周病の予防につながります。また、口臭予防にも効果的です。
デンタルフロスの使い方や種類について理解し、日常的な口腔ケアの一環として使用することが大切です。