28日午前、後志の余市町で、納屋の屋根にのぼって雪下ろしをしていた60代の男性が転落し意識不明の重体となっています。
28日午前11時ごろ、余市町登町の畑で「雪下ろしをしていた60代の夫が納屋の屋根から転落した」と一緒に作業をしていた妻から消防に通報がありました。
警察によりますと現場に駆けつけた消防隊員が雪の中に埋まっている男性を救助し、男性は札幌市内の病院に搬送されましたが意識不明の重体となっています。
納屋は高さ5メートルほどで、男性は傾斜のある三角屋根にのぼって作業していたところ、屋根の上部から滑り落ちてきた雪に巻き込まれて落下した可能性が高いということです。
気象台によりますと余市町では午前10時の積雪が125センチ、気温は1.4度でした。
道内は29日も平年より気温が高くなることが予想されています。
雪下ろしなどを行うときは命綱などの安全対策をとり、落雪にも十分注意して実施してください。