1日夜、南さつま市で住宅が全焼する火事があり、焼け跡から4人が遺体で見つかりました。
警察は身元の確認を進めるとともに、出火の原因を調べています。
1日午後10時20分ごろ、南さつま市金峰町の有村トシ子さん(98)の住宅から火が出ていると、近所の住民から消防に通報がありました。
火はおよそ40分後にほぼ消し止められましたが、木造2階建ての住宅およそ160平方メートルが全焼し、焼け跡から4人が遺体で見つかりました。
警察によりますと、このうち1人は男性であることが確認されたということです。
警察によりますと、この家には有村さんと、有村さんのいずれも76歳の長男夫婦、それに67歳の長女の4人が暮らしていたという情報があり、火事のあと全員と連絡が取れていないということです。
現場は、南さつま市役所から北におよそ2キロ離れた住宅地の一角で、警察はDNA鑑定などを行って身元の確認を進めるとともに、3日も引き続き消防とともに現場検証を行って、出火の原因を調べることにしています。