１１年前、三重県松阪市のアパートで同居していた当時２７歳の男性に暴行を加えて死亡させたとして、３５歳の容疑者が傷害致死の疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは、住居不定、無職の百武健二こと長田健太容疑者（３５）です。
警察によりますと、長田容疑者は、１１年前の平成２５年２月上旬、松阪市桂瀬町のアパートで同居していた山田鷹徳さん（当時２７）に暴行を加えて死亡させたとして、傷害致死の疑いが持たれています。
警察によりますと、容疑者からの通報を受けた救急隊が現場に駆けつけたところ、山田さんはアパートの室内で心肺停止の状態で倒れていて、頭や顔などほとんど全身に傷があったということです。
容疑者は当時、任意の事情聴取を受けたあとに所在がわからなくなっていましたが、警察はその後も捜査を続け、別の事件で大阪刑務所に服役していた容疑者をきょう、逮捕したということです。
警察は、山田さんの体には２か月以上前に受けたとみられる傷もあったことから、容疑者から日常的に暴行を受けていたとみて、詳しいいきさつを調べています。
警察は、捜査に支障があるとして認否を明らかにしていません。
