遺体発見前日に金を引き出す キャッシュカード入手経緯捜査

先月(1月)、滋賀県近江八幡市のびわ湖岸で、愛知県の50代の男性が遺体で見つかった事件で、男性の口座から現金を引き出した疑いで逮捕された男女2人が、遺体が見つかる前日に名古屋市内のコンビニで金を引き出していたことが、警察への取材でわかりました。
警察は、2人が男性のキャッシュカードを入手したいきさつなどを調べています。

先月16日、近江八幡市牧町のびわ湖岸で、愛知県あま市の不動産会社経営、丹羽正美さん(当時55)が遺体で見つかり、首に絞められた痕があったことなどから、警察は丹羽さんが何者かに殺害されたあと遺棄されたとみて捜査しています。
警察は、丹羽さんが経営する会社の銀行口座から現金あわせて50万円を引き出したとして、6日、いずれも愛知県に住む▼会社員の加藤徹容疑者(45)と、▼店員の市橋由衣容疑者(27)の2人を逮捕しました。
警察によりますと、丹羽さんが遺体で見つかる前日の先月15日の夜、2人が、名古屋市内のコンビニのATMでキャッシュカードを使って金を引き出していたことが、防犯カメラの映像から分かったということです。
警察は、7日、2人の身柄を大津地方検察庁に送るとともに、丹羽さんとの関係やキャッシュカードを入手したいきさつなどを調べています。
警察は、2人の認否を明らかにしていません。

遺体で見つかった丹羽正美さんの自宅は、愛知県あま市の住宅街にあり、家の敷地周辺には立ち入りを規制するテープがはられていました。
自宅周辺は、日中も人や車のとおりが少なく、警察によりますと、丹羽さんは1人暮らしで、自宅で不動産業を営んでいたということです。

タイトルとURLをコピーしました