7日、千葉県館山市の駐車場でタクシーの運転手が顔から血を流して倒れているのが見つかった事件で、警察は、市内に住む25歳の会社員を運転手に暴行を加え、タクシーを奪ったとして強盗傷害の疑いで逮捕しました。
この事件は、7日午前6時半すぎ、館山市北条の病院の駐車場で、73歳のタクシー運転手の男性が顔から血を流して倒れているのが見つかり、3キロほど離れた路上では、およそ4万円の乗車料金が支払われていないまま止められているタクシーが見つかったものです。
運転手の男性は病院に運ばれ、意識不明の重体となっています。
警察が車内の映像を分析するなどして捜査を進めた結果、市内に住む会社員の舩山彩斗容疑者(25)が運転手を車から引きずり下ろして暴行を加え、タクシーを奪ったとして、7日夜、強盗傷害の疑いで逮捕しました。
警察の調べに対し、「タクシーを強奪したことに間違いありません」などと供述し、容疑を認めているということで、警察は、事件のいきさつを詳しく調べています。