1月、三重県鈴鹿市のアパートで70代の男性が首を圧迫され殺害されているのが見つかった事件で、警察は、男性と顔見知りとみられ、別の窃盗事件で逮捕・起訴された27歳の男の容疑者が、男性を殺害し現金2万円余りを奪ったなどとして、9日、強盗殺人などの疑いで再逮捕しました。
再逮捕されたのは住居不定、無職の美崎芳一(27)容疑者です。
美崎容疑者は、1月8日、鈴鹿市末広北のアパートの1室で、この部屋に住むアルバイトの近藤康夫さん(77)の自宅に侵入して、首を絞めて殺害したうえ、現金約2万5000万円などを奪ったとして、強盗殺人と住居侵入の疑いがもたれています。
警察などによりますと、容疑者は、別の窃盗事件で逮捕・起訴されていますが、事件のあと、防犯カメラの映像に容疑者が近藤さんの車を運転する様子が写っていたことなどから、事件に関わった疑いが強まったとして再逮捕したということです。
容疑者は、去年12月中旬ごろまで近藤さんと同じアパートに住んでいて、顔見知りだったとみられるということです。
警察は、捜査に支障があるとして認否を明らかにしていません。