1月21日、後志の余市町のアパートで60代の女性が刃物で刺され殺害されて見つかった事件で、警察は、同じ日に別の親族を襲ったとして逮捕していた54歳の弟が関わったとして11日、殺人の疑いで再逮捕しました。
再逮捕されたのは、札幌市西区琴似1条の無職、高橋元容疑者(54)です。
警察の調べによりますと、1月21日、余市町のアパートで1人暮らしをしていた姉の高橋佳世子さん(63)を包丁で複数回、刺して殺害したとして殺人の疑いが持たれています。
高橋容疑者は同じ日に岩見沢市内に住む義理の弟を刃物で襲ったとして殺人未遂の疑いでその場で逮捕されていて、警察は余市町の事件にも関わったと見て捜査を進めていました。
警察によりますと、これまでの調べに対し「親族間でトラブルがあり、一方的に恨んでやった」という趣旨の供述をしていて、姉の佳世子さんの殺害についても関与を認めているということです。
高橋容疑者は余市町と岩見沢市の間をレンタカーで移動し事件を起こしたということで、警察が引き続き詳しい動機やいきさつを調べています。