先月、青森県八戸市で5歳の長女に浴槽で水を浴びせて放置し、低体温症で死亡させたとして21歳の母親と同居する31歳の男の容疑者が傷害致死の疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは、いずれも八戸市柏崎の無職、宮本菜々美容疑者(21)と関川亮容疑者(31)の2人です。
警察の調べによりますと、2人は先月7日、同居するアパートの浴槽で、宮本容疑者の長女の望愛さん(当時5)に水を浴びせて放置し、低体温症によって血液の巡りが悪くなる急性循環不全で死亡させたとして傷害致死の疑いが持たれています。
警察によりますと、当日の7日夜、宮本容疑者が「子どもが呼吸していない」と消防に通報し、望愛さんは病院に搬送されましたがまもなく死亡が確認され、その後、病院が警察に通報したということです。
警察によりますと、当時、望愛さんが放置されていた浴槽には、水が張られ、浴室内の気温は10度以下だったということです。
また、望愛さんの体には多数のあざがあったということで、警察は日常的に虐待していた疑いもあるとみて詳しく調べています。
警察は、2人の認否を明らかにしていません。