去年6月、奈良県大和高田市で乗用車が信号待ちの車の列に突っ込み、1人が死亡、5人が重軽傷を負った事故で、警察は事故のあと死亡した当時88歳のドライバーがハンドル操作などを誤ったとして、19日、過失運転致死傷の疑いで書類送検しました。
去年6月、奈良県大和高田市の交差点で、乗用車が信号待ちをしていた対向車線の車の列に突っ込み、乗用車の助手席にいた90歳の女性が死亡したほか、5人が重軽傷を負いました。
この事故で、女性の夫で、運転していた当時88歳のドライバーもけがをして病院に搬送されましたが、去年12月に死亡したということです。
捜査関係者によりますと、警察がドライブレコーダーの映像を解析するなどして捜査した結果、乗用車が当時、制限速度を超える時速およそ75キロで走行し、ブレーキをかけずに対向車線にはみ出した疑いがあることが分かりました。
このため警察はドライバーがスピード違反に加え、ハンドル操作などを誤ったことが事故につながったとして、19日、容疑者死亡のまま過失運転致死傷の疑いで書類送検しました。