5日午前、江田島市で横断歩道を渡っていた86歳の男性が走ってきた軽貨物自動車にはねられて死亡しました。県内では、横断歩道を渡っている歩行者が車にはねられて亡くなる事故が相次いでいます。
5日午前10時45分ごろ、江田島市大柿町の国道の信号機のない横断歩道を近くに住む久保井勝行さん(86)が渡っていたところ、左側から走ってきた軽貨物自動車にはねられました。
久保井さんは市内の病院に搬送されましたが、全身を強く打っていておよそ1時間後に死亡しました。
現場は片側1車線の見通しの良い道路で、警察は車を運転していた80歳の男性から話をきいて、当時の詳しい状況を調べています。
ことしに入って県内で交通事故で死亡した人は18人と去年の同じ期間と比べて多くなっていて、このうち横断歩道を渡っている際に車にはねられて亡くなった人は、きょうの事故を含めるとあわせて6人にのぼっています。
警察は、車を運転する人に横断歩道や交差点の近くで安全確認を徹底するよう呼びかけています。