五所川原で飲酒運転でひき逃げ 男性死亡させる 男に実刑判決

去年12月、五所川原市で酒を飲んだあと車で男性をはねて死亡させ、そのまま逃げたとして危険運転致死などの罪に問われたトラック運転手の裁判で、青森地方裁判所弘前支部は懲役4年6か月の実刑判決を言い渡しました。

五所川原市のトラック運転手、山中將裕被告(58)は去年12月、市内で酒を飲んで軽乗用車を運転し、市道を歩いていた54歳の市の職員の男性をはねて死亡させてそのまま逃げたとして、危険運転致死などの罪に問われました。

8日の判決で、青森地方裁判所弘前支部の亀井佑樹裁判官は「犯行に至るまでの記憶があいまいであることなどから、被告の酔いの程度は相応に進んでいたと認められる。運転代行の利用に時間がかかるとわかるや、安易にみずから運転することを選択し、みずからの犯した罪の発覚を免れるために被害者の救護を行わずにその場を立ち去った」などと指摘しました。

そのうえで、「車は任意保険にも加入しておらず、遺族に対する十分な賠償のめども立っていない。被告には何重もの厳しい非難が向けられなければならず、酌量の余地はない」として、懲役4年6か月を言い渡しました。

判決について被告の弁護士は控訴する予定はないとしています。

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