バスに追突の運転手に違法時間外労働か 会社など書類送検

去年、栗原市の東北自動車道で大型トラックが停車していたバスに追突し、乗客など3人が死亡した事故をめぐり、労働基準監督署は、この大型トラックの運転手に違法な時間外労働をさせていたとして、青森市にある運送会社と営業所長を労働基準法違反の疑いで書類送検しました。

書類送検されたのは、青森市滝沢の運送会社「八洲陸運」と八戸営業所の所長です。
去年5月、栗原市の東北自動車道の下り線で、この会社の大型トラックが前方に停車していたバスに追突してバスの運転手と乗客2人が死亡し、八戸労働基準監督署が、トラックの運転手の労働状況などについて詳しく調べていました。
その結果、バスと衝突したトラックの運転手に対し、去年1月から5月までののべ18日間、最大で3時間あまりの違法な時間外労働をさせていたとして、会社と八戸営業所の所長を労働基準法違反の疑いで12日、書類送検しました。
事故をめぐっては、このトラック運転手が過失運転致死の罪で起訴されていて、5日開かれた初公判で、起訴された内容について認めていました。

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