今月1日、郡山市で30代の男性が車にはねられ大けがをしたひき逃げ事件で、警察は10日、殺人未遂の疑いで逮捕した2人が所属する暴力団事務所を捜索しました。
いずれも指定暴力団・稲川会系の組員の冨田一幸容疑者(43)と長田寛文容疑者(30)は、今月1日午前2時半すぎ、郡山市大槻町の県道で市内に住む38歳の知人の男性を共謀の上、車ではねて殺害しようとしたとして警察は先週、殺人未遂の疑いで2人を逮捕しました。
男性は車で複数回にわたってはねられろっ骨を折るなどの大けがをしました。
警察は、捜査に支障があるとして2人の認否を明らかにしていませんが、冨田容疑者は車で人をひいたことについては認めているということです。
警察は10日午後1時半からおよそ1時間にわたって郡山市中町にある2人が所属する暴力団事務所を捜査員およそ30人で家宅捜索し、資料など数点を押収しました。
警察によりますと、男性をはねた車は冨田容疑者が運転し、長田容疑者は助手席に同乗していたということで、警察は、男性と何らかのトラブルがあったとみて動機や事件のいきさつなどを捜査しています。